2020年9月26日土曜日

3D Printer ALUNAR M508 (PETG設定編2)

大面積のpatternを印刷したら、表面に盛大に細かい糸くずが発生しました。
ironの20% flowは多すぎたようです。

印刷物をよく見ると、内壁の部分がうまく印刷できていないようです。
外壁40mm/s、内壁80mm/sか...。
内壁も少しずつ速度を落としてtryして、外壁と同じ40mm/sがよいようです。

ダマが改善しません。
nozzle周りをばらしてみたところ、heat blockの上側は問題なし。
nozzleを交換して観察してみたところ、隣接で印刷したものを掬い上げているようです。
特に一層目がダメそう。

1層目の層厚は基本的に物理的で不安的だし、どうしたものか。
1層目の層厚を薄くすれば吐出量が少なくなるのか?
1層目のline幅を太くすれば隣接ラインとの間隔が広がるか?

初期layerのline幅を133%にして、少し改善かな?
1層目の層厚を0.15mmにしたら、ほとんど透明? blackのfilamentなのに。
ダマは改善していそう。

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まとめ
 nozzle温度 235℃
 retraction 1mm
 塗りつぶしpattern zigzag
 内壁speed 40mm/s
 iron有り、iron flow 5%
 flow 85%  (内壁のみ100%)
 初期layer厚 0.15mm
 初期layer幅 133%

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ところで、nozzleを分解したところ、スロートねじが途中で曲がっていました。
そして、取り付け直そうとしたところポッキリと折れました。
ナットが固定されているスロートねじって、もう売っていないのでは?
と思ったらありました。
今回は手持ちのナットなしのものでtryしてみます。
前回はナットを強く締めすぎて捩じ切ってダメにしたのですが...。
ナットで漏れ止めしているわけではなさそうなので、スロートねじ自体を頑張って捩じりこみました。

2020年9月22日火曜日

3D Printer ALUNAR M508 (PETG設定編)

下記のPETGのblackのfilamentを購入しました。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B087TFZR9K/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
curaの標準設定だと、PETGのnozzlie温度は215℃ですが、このfilamentの推奨温度は220~250℃なので、中央値の235℃で印刷してみました。
一応印刷はできるのですが、糸引きまくりで最上層の輪郭と塗りつぶしの密着性もよくありません。ということで条件出しをしてみました。

test patternは、厚さ0.5mmのベタの上に、厚さ2mmで底辺12mm高さ3mmの2等辺三角形を4つ互い違いに並べたもの。ちなみにnozzle径は0.3mmです。

まず温度から。
220℃は孤立patternが飛びました。ベタ上もです。230℃は飛ばないけど、積層状態がボロボロで、ダマも出ます。240℃、250℃と積層状態は改善しますが、満足がいくものではありません。250℃でダマはなくなりましたが、糸引きが発生。

空走のあとで暫く出力が安定しないようなので、retractionを調整します。
retraction offだと、220から250℃で積層状態が安定しましたが、糸引きが出まくりです。
retraction 0.5mmで糸引きも概ね改善、1mmでほぼ改善、1.5mmだと230℃以下で積層状態が悪化します。
また、上面の輪郭と塗りつぶしの間にところどころ隙間ができます。
温度が高いほうが隙間は改善しますが、250℃でも完全にはなくなりません。

M508はnozzle温度は250℃が限界で、250℃も若干安定性に欠けます。
ABSのnozzle温度250℃の印刷で電源の端子が解けたトラウマがあり、あまり上げたくない。
nozzle温度は235℃に設定することにして、他の改善条件を探ります。
改善したいのは2つ。輪郭と塗りつぶしの間の隙間とダマの発生です。

filamentの比重の設定は何が変わるのでしょうか?±20%振ってみました変化が見られず。
印刷速度も60mm/sから50mm/sに下げてみましたが特に出来上がり状態は変わらず。
(どこの印刷速度が変わったのかを確認していませんが)
標準の側壁が1mmがlineが3本というのは何か中途半端ですね。0.9mmに変更。少し改善したような、気のせい?
塗りつぶしpatternをlineからzigzagに変更。隙間が少し改善したか。
ironを設定してみましょう。flow 10%で表面は綺麗になりますが、隙間はダメか。
inset少しを0にしたら隙間も改善したかな、flow 20%でもう少し改善?
隙間はこの設定までで満足することにしましょう。

ダマが落ちるとそのあとの印刷で邪魔になって失敗するので何とかしたい。
今のままだとずっと見ていてダマが出たら取り除かないといけないです。
ダマは1度印刷したものをnozzleで逆に掬い上げているか、nozzleの根元から漏れているか?印刷中の粘度が低すぎるような気がしますが、もう温度は下げられないかな。

よくわからないので送り込み量を減らすのにflowをいじってみることにします。
95、90、85%で変わらず? 80%で最下層の形状が崩れたか?
85%でもvolumeは足りていそう? これで、様子を見ることにします。

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まとめ
 nozzle温度 235℃
 retraction 1mm
 塗りつぶしpattern zigzag
 iron有り、iron flow 20%
 flow 85%

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そうだ、今回使ったfilamentですけれど、
巻きは綺麗です。所々白い粉が付いていました。悪影響していないといいなぁ。
薄く印刷するとムラが見えます。材料のムラなのかはわかりませんけど。

条件出しで丸二日程度掛かりました。まぁ、ずっとやってたわけじゃないけどね。

2020年9月16日水曜日

3D Printer ALUNAR M508 (故障編)

PETGという材料のfilamentを購入してみました。

うまく印刷できない…。で、いろいろ設定を試していたところ、

バッチっとsparkがあって、動かなくなりました。ガックリ。

(sparkしたのは設定の性ではないと思います)

基盤をみてもどこがshortしたのかわかりません。

以前はamazonに交換partsがありましたけど、もう取り扱っていないですね。

会社自体なくなっているようだし。

購入してから3年半か。filament 10本以上は印刷しているはず。まぁ、元はとった、と思いたい。

あると、ちょこちょこ便利なので、次を探しますか。

UV印刷のものも惹かれますけど、後処理がいろいろ面倒なので躊躇します。

やっぱりDFM(熱融解積層法)の、今度はstage auto levelingのあるやつかな。

もう少し検討してみましょう。 

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液晶の裏面あたりで光ったと思うのですが、確認してみたところ問題はなく、メイン基板の電源入力のblock connectorのminus極が融解していました。

う~ん、ここは最初に電源boxの端子が融解したlineの逆の端子では...。

block connectorを外し、棒型の圧着端子を使って基板に繋いだところ、復活しました。

ついでに駆動ベルトを締めなおして、grease upしました。

まだ、というわけで、まだ暫く使えそうです。