2017年8月11日金曜日

3D Printer ALUNAR M508 (bed leveling編)

うまく印刷できるかどうか、bedの高さ調整がかなり重要な因子です。

PLAだと1度うまく調整すれば、かなりの長期間安定していそうです。

ABSの時には毎回ずれる印象があります。
下手をするとnozzleがbedにぶつかるので、毎回確認したほうがよさそう。

menu→prepare→move axisでstage位置と高さを調整しながら
bedの4隅の高さを調整すればよいのですけど、結構大変です。
move axisで暫く操作しないと、panelがhomeに戻ってしまいます。
(homeへの復帰時間までの時間を数倍に延ばしてほしい…)

面倒なのでstart-gcodeで対応することにしました。
(CURAにdefault gcodeが書き込まれているのでこれを編集)

nozzle高さを0にしてしまうとbedとぶつかる可能性があり、z=0.2を指定しています。
なので、4隅で一旦停止したらnozzleとbedの間が0.2mm+αになるように調整して、
print resumeします。

auto homeがずれの要因になっていそうなので、調整後はauto homeせずに印刷開始。

g-codeは以下を参照。
<http://reprap.org/wiki/G-code/ja>
<http://reprap.org/wiki/G-code>

;-----開始-----


;Sliced at: {day} {date} {time};Basic settings: Layer height: {layer_height} Walls: {wall_thickness} Fill: {fill_density}
;Print time: {print_time}
;Filament used: {filament_amount}m {filament_weight}g
;Filament cost: {filament_cost}
;M190 S{print_bed_temperature} ;Uncomment to add your own bed temperature line
;M109 S{print_temperature} ;Uncomment to add your own temperature line
G21 ;metric values
G90 ;absolute positioning
M82 ;set extruder to absolute mode
M107 ;start with the fan off
G28 X0 Y0 ;move X/Y to min endstops
G28 Z0 ;move Z to min endstops

;-----ここまでdefault ここから追加-----

;start z axis check
G1 Z15.0 F{travel_speed} ;move the platform down 15mm
G1 X40 Y20 Z0.2 ;左下付近に移動
G25 ;一旦停止 ここでstage高さ調整
G1 Z15 ;一旦nozzleを上げる
G1 X160 Y20 Z0.2 ;右下付近に移動
M117 Pausing...
G25 ;一旦停止 ここでstage高さ調整
G1 Z15 ;一旦nozzleを上げる
G1 X160 Y200 Z0.2 ;右上付近に移動
G25 ;一旦停止 ここでstage高さ調整
G1 Z15 ;一旦nozzleを上げる
G1 X40 Y200 Z0.2 ;左上付近に移動
G25 ;一旦停止 ここでstage高さ調整
G1 Z15 ;一旦nozzleを上げる
G1 X0 Y0 Z15
;end z axis check

;-----追加終了 ここからdefault-----

G1 Z15.0 F{travel_speed} ;move the platform down 15mm
G92 E0 ;zero the extruded length
G1 F200 E10 ;extrude 10mm of feed stock ←増量
G92 E0 ;zero the extruded length again
G1 F{travel_speed}
;Put printing message on LCD screen
M117 Printing...


;-----終了-----

最後から5行目のEの量も3mmから10mmに増やしています。
printのstart pointから暫くうまく印刷されないのでdummyの吐出です。
(この量はfilament次第かな)
しかし、これでもstart pointまでに固まっ てしまうらしく、
開始の数秒後から数秒間、うまくいきません。
brimを指定している場合はbrimが一部欠けるだけなのでよいのですけど、
bedにベタで印刷する場合は、少しdummyの造形を追加したほうがよさそうです。
(上記の吐出を増やさない場合、高さ0.2mm、幅0.3mm、長さ500mmくらい?)

実際に作成されるgcodeには、上記の前に以下が追加されていました。

M190 S{print_bed_temperature}
M109 S{print_temperature}

1行目はbed温度が指定温度に達するまで待つ
2行はextruder温度を設定してtargetに達するまで待つ

1行目でbedの温度が上がるまでnozzleの昇温が始まりません。

M140 S{print_bed_temperature}
M104 S{print_temperature}
M190 S{print_bed_temperature}
M109 S{print_temperature}

としてほしいところです。

とりあえずpre heat goしてから印刷する手順で使い続けることにします。

3D Printer ALUNAR M508 (消耗品編)

付属品としyellow tapeが入っていましたが、最初から以下を使用しています。

<https://www.amazon.co.jp/3M-3Dプリンタープラットフォームシート-3枚入-PLA対応-3099AB/dp/B01M11XI4Y/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1502405164&sr=8-1&keywords=3D+printer+3M>

密着もよく、綺麗に剥がれるので重宝しています。
PLAで印刷している限りは相当回数使用できそうです。
同じものを同じ箇所に数十回印刷しても問題無いです。

ABSの印刷の耐性は厳しいのかもしれません。印刷部が白く変色します。
それでも数回は大丈夫だったのですけど、だんだん密着性が高くなり、
印刷物を取り外す時に、変色部がbedから剥がれてしまいました。

(他のものを使用していないので優位性はわかりません)

-----

最初、filament交換が大変で度々失敗しました。
左手で押さえを挟み込み、右手でfilamentを抜き差しするのですけど、
なかなかうまくいかず、長時間押さえていると左手親指がすごく痛くなる。
親指とネジ頭の間に、付属のスクレイパーなどを挟むとよいかな。
(6角ネジにレンチを差し込んで、逆端を押すのが一番楽そうです)

なかなか引き出しがうまくいかず、filamentが折れてしまって、
heater blockをバラしたり、heater設定を最高温度にしたりして、何度か対応。
しかし、その後、印刷時にfilamentが全く出てこなくなりました。(ABS)

nozzleが詰まったか、
nozzle throat tube内のteflon tubeが一部収縮しているのでこれが駄目なのか?
どちらかわからず。

nozzleは以下に交換してみました。
<https://www.amazon.co.jp/gp/product/B06W2ML6WM/ref=oh_aui_detailpage_o04_s00?ie=UTF8&psc=1>
nozzle throat tubeは以下に交換してみました。
<https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01E28D8YK/ref=oh_aui_detailpage_o04_s00?ie=UTF8&psc=1>
これにより無事に印刷できたように思えたのですが、結論としてはNGです。

黒のABSの印刷では問題無いように思いました。(が多分これも駄目だった?)
その後、透明のPLAに変更したところ所々茶色に変色が見られ、調べてみたところ、
heat blockとnozzle throat tubeの間から熱変色したfilamentが漏れ出し、
印刷部に垂れているようです。
ALUNARのnozzle throat tubeはnutと一体型になっており、
nozzleにぶつかって閉まる方式になっていると思います。
別購入したnozzle throat tubeは全体にネジが切られていてnutで締める方式です。
nutをしっかり締めようと思ったら捻じ?切れてしまいました。
heat blockとnetの間で引っ張られるので、引っ張り応力に弱いようです。
これによりheat blockも切れた部分が取り出せず使い物にならなくなり、
交換が必要になりました。(泣)

結局、ALUNAR純正品を取り寄せました。
<https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0728L38PT/ref=oh_aui_detailpage_o03_s00?ie=UTF8&psc=1>
当然のことながら全く問題ありません。

次回交換時はteflon tubeだけにしてみようと思います。
(teflon tubeだけであれば、meterで数百円、1回交換分は数cm)
当面は、別購入したnozzle throat tubeからの流用で凌げるでしょう。
(純正よりが若干長い)

nozzle周りの交換後はfilament交換がsmoothにできるようになりました。(なぜ?)

2017年6月18日日曜日

3D Printer ALUNAR M508 (CURA設定編)

ある造型を印刷開始したら、空中から印刷が始まり、糸を吹き始めました。
bedの高さ調整をしても駄目で、印刷開始で止め、z軸の確認をしたら0になっていません。

CURAでlayer表示すると、ん? 6 layer目まで印刷なし?
いろいろ試してみたところ、brimやraftで確保されたlayerが印刷されないようです。
brimとraftをなくすとz=0から印刷されますが、接地面積が足りなくて飛んでしまう…。

更にいろいろ試したところ、layer thicknessによってこの症状が出るようです。
造形によって異なりthckness 0.19mm以下で大丈夫だったり0.16mm以下で大丈夫だったり。

たぶんCURAのbugですね。
versionをupdateしても同じ症状でした。
(CURAの1.15.04と1.15.04.06で、設定の構成が少し変わりましたね)

CURAの説明では0.1mmが標準となってますが、
ALUNARの説明書例どおり0.2mmにしていたのですけど。

とりあえず、CURAでg-codeを吐き出す前に、layer modeで確認したほうがよさそうです。

精度が上がるのは良いのですけど、印刷時間が…。

原因把握と対処方法の確立で、また無駄な時間を費やしてしまいました。

2017年6月4日日曜日

3D printer ALUNAR M508 (修理編)

COMとV端子が端子が焼けていて、V端子側が特に焼けているようです。
電流容量をoverしたのでしょうか?
testerで調べたところ、入力端子には正常に電圧が来ていますが、
V端子は3 setとも出力が出ていません。

暫く造形は中止です。

さて、ALUNARに連絡してみるとしましょう。

amazonの購入履歴から出品者に連絡しようとしたところ、
この注文では連絡ボタンが表示されなくなっているようです。

ALUNARのHPに行って、contact usから、英語で症状を記入しました。
とりあえず最後に、日本語で返信してもらえるように書いておきます。
<http://www.alunar.net>

翌日、日本語対応担当から、直addressとamazon.co.jp経由の2つでmailあり。
電源に問題があることは把握してもらえたようですが、症状は伝わらず?
日本語で症状を伝えたところ、焼損の写真を送れとの指示があり、
mailに添付して送ったら、替えの電源を送付すると回答が来ました。
その後、購入の受付番号の確認があり、電源の到着待ちです。

ALNERの説明では到着まで6日くらいとのことでしたが、荷着したのは10日後くらい。
圧着端子を買って来て、それを電源線の終端に圧着して接続してみました。
電源線も銅単線のものを買って来たのですけど、装置をバラすのが億劫になり交換せず。
無事再稼働し、ABS印刷時のnozzle温度も、空気吹き出し口をつけたままで安定しました。

nozzle温度が不安定な場合は、電源lineを点検した方が良いかもしれません。

3D Printer ALUNAR M508 (運用編)

GWに立ち上げ後、約1ヶ月間、結構色々作成しました。

設計はThiker CADを使用しています。
<https://www.tinkercad.com>

slicerは付属されていたCURAです。

まずはPLAから。

当初、極力supporterがなくても印刷できるように向きなどを考えながら設計していて、
最低限のsupporterを自分で設計していました。
また、大きいものはtest print用に中空modelを作ったりしていたのですが...。
CURAの使用法をよく確認したらどちらも設定がありました。
supporterはeverywhereの設定で作成した方が、特殊な向きで作成するより綺麗にできます。
材料はかなり無題になりますけど。

PLAは最初は何も考えずに印刷できていたのですが、
一度、「ガガッ」とZ軸がずれ、調整してもうまく印刷できなくなりました。
印刷物が途中で飛びまくって、filamentが糸くずのように吐き出されて続け....
その後、CURAでbrim設定が必要になりました。
(なぜだろう?  GW後より最近の方が寒くなったから?)

分割印刷して組み立てるための条件出しをしたところ、
clearanceが0.3mmで最適かと思ったのですが、
PLAを別のものに変えたら、太く印刷されるようになってしまいました。
(再条件出しは未着手)

次にABS。

まだうまく行っていません。

先に述べたbedの反りの影響で、
中央でうまく印刷できるようにすると、周辺でbetにfilamentが付かず、
周辺で印刷できるようにすると、中央はnozzleがbedに押し付けられfilamentが出ません。
周辺で若干浮き気味にせざるをえません。

うまく1層が印刷できたつもりでも、途中で周辺partsが飛んでいたり…。

nozzle 245度、bet 100度が標準です。
しかし、印刷中にnozzle温度が200度付近に下がってしまいました。
造形後に取り外そうとしたら、各層でバラバラになりました。

nozzle横の吸気治具を取り外しておけば245度で印刷出来そうです。
(電力供給が足りないのかな?)

で、装置異常になりました。

一度は、Z軸調整していたら、表示Panelがblack outしました。
当日、PLA印刷、設定温度変更、ABSでnozzle温度が下がり再印刷、など
結構、長い時間稼働させていました。
その後、暫く電源が入りませんでしたが、放置していたら起動するようになりました。
(故障か!と思ったのですけど、熱暴走でしょうか?)

翌日、Z軸を再調整して再度印刷、一部partsが途中で飛んで、
もう一度印刷したら、途中で印刷が止まって、設定温度が0/0になってしまいました。
一度partsが飛んだ時に、電源OFF/ONしていたのですけれど。
今回はtotal 8時間ほど稼働させていたか?

さらに翌日、起動後、preheatを始めた瞬間にresetされてしまう症状が発生。
reset前にmain board青色のLEDが点灯している気がして、向きを変えたら、
症状が発生しなくなりました。接触不良かと思いcable類を触ってみましたが再現せず。
向きをかえたらZ軸がずれたので、また調整して、印刷を開始。
2時間後くらいにblack outして止まってしまいました。main boardのLEDも点灯せず。
電源boxが過熱していたので外してみたところ、端子が焼けていました。

3D Printer ALUNAR M508 (組立編)

3D printerの組み立てkitを買ってみました。

<https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01JZ4GSGG/ref=oh_aui_detailpage_o04_s01?ie=UTF8&psc=1>

似たようなものが沢山あってどれが良いのか今ひとつ分かりません。
makerのsiteで比較してみると、
<http://www.alunar.net>

この価格帯では、M508のみが多色対応のようなので、これを選んでみました。
とは言っても、途中manualでfilamentが交換できるだけのような気がします。
指定場所でautoで止まるというような機能は説明にはありません。

購入timingでclear typeの在庫がなかったためblackを購入しました。
SD cardの挿入口がpanelの裏側になるのでclearの方が使いやすいのではないかと思います。

組み立てには7〜8時間掛かったと思います。
しかし、そのうち1/3以上は、Acryl panelの保護sheetを剥がしていたような気がします。
紙の保護sheetが両面に貼ってあり、manualには組み立て前に剥がすよう書いてあります。
剥離中に破けるので非常に面倒です。plastic film系の保護sheetだったらよかったのに。
pdfとvideoの組み立て説明がありますが、順序が若干異なっていたり、どちらも少しずつ説明が抜けていたりで、両方確認しながらの組み立てになりました。
extruderの熱電対とheaterのcableは、取り付け前に一度外した方が良いと思います。
熱電対は挿してあるだけです。heaterはhex wrenchで1箇所緩めれば外れます。
fanの接続cableはspiral tubeで束ねる前にmarkしておかないと分からなくなります。
(私はtesterとneedle pinで判別しました)
最後に電源を入れた後、Z軸が動かず焦りましたが、greaseを塗って解決しました。
(別目的で買っていたgreaseが役に立ちました)

aluminium bedが少し反っている(上凸)のと傷が入っていたのは不満です。
(傷は中央付近でないので殆どの印刷では問題にならないとは思いますが)

test印刷は比較的短時間でうまくいきました。
filamentは付属していた白いPLAを使用しました。