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curaの標準設定だと、PETGのnozzlie温度は215℃ですが、このfilamentの推奨温度は220~250℃なので、中央値の235℃で印刷してみました。
一応印刷はできるのですが、糸引きまくりで最上層の輪郭と塗りつぶしの密着性もよくありません。ということで条件出しをしてみました。
test patternは、厚さ0.5mmのベタの上に、厚さ2mmで底辺12mm高さ3mmの2等辺三角形を4つ互い違いに並べたもの。ちなみにnozzle径は0.3mmです。
まず温度から。
220℃は孤立patternが飛びました。ベタ上もです。230℃は飛ばないけど、積層状態がボロボロで、ダマも出ます。240℃、250℃と積層状態は改善しますが、満足がいくものではありません。250℃でダマはなくなりましたが、糸引きが発生。
空走のあとで暫く出力が安定しないようなので、retractionを調整します。
retraction offだと、220から250℃で積層状態が安定しましたが、糸引きが出まくりです。
retraction 0.5mmで糸引きも概ね改善、1mmでほぼ改善、1.5mmだと230℃以下で積層状態が悪化します。
また、上面の輪郭と塗りつぶしの間にところどころ隙間ができます。
温度が高いほうが隙間は改善しますが、250℃でも完全にはなくなりません。
M508はnozzle温度は250℃が限界で、250℃も若干安定性に欠けます。
ABSのnozzle温度250℃の印刷で電源の端子が解けたトラウマがあり、あまり上げたくない。
nozzle温度は235℃に設定することにして、他の改善条件を探ります。
改善したいのは2つ。輪郭と塗りつぶしの間の隙間とダマの発生です。
filamentの比重の設定は何が変わるのでしょうか?±20%振ってみました変化が見られず。
印刷速度も60mm/sから50mm/sに下げてみましたが特に出来上がり状態は変わらず。
(どこの印刷速度が変わったのかを確認していませんが)
標準の側壁が1mmがlineが3本というのは何か中途半端ですね。0.9mmに変更。少し改善したような、気のせい?
塗りつぶしpatternをlineからzigzagに変更。隙間が少し改善したか。
ironを設定してみましょう。flow 10%で表面は綺麗になりますが、隙間はダメか。
inset少しを0にしたら隙間も改善したかな、flow 20%でもう少し改善?
隙間はこの設定までで満足することにしましょう。
ダマが落ちるとそのあとの印刷で邪魔になって失敗するので何とかしたい。
今のままだとずっと見ていてダマが出たら取り除かないといけないです。
ダマは1度印刷したものをnozzleで逆に掬い上げているか、nozzleの根元から漏れているか?印刷中の粘度が低すぎるような気がしますが、もう温度は下げられないかな。
よくわからないので送り込み量を減らすのにflowをいじってみることにします。
95、90、85%で変わらず? 80%で最下層の形状が崩れたか?
85%でもvolumeは足りていそう? これで、様子を見ることにします。
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まとめ
nozzle温度 235℃
retraction 1mm
塗りつぶしpattern zigzag
iron有り、iron flow 20%
flow 85%
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そうだ、今回使ったfilamentですけれど、
巻きは綺麗です。所々白い粉が付いていました。悪影響していないといいなぁ。
薄く印刷するとムラが見えます。材料のムラなのかはわかりませんけど。
条件出しで丸二日程度掛かりました。まぁ、ずっとやってたわけじゃないけどね。
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